[戻る] |
プライベートでも仕事でも、お役所と縁を切ることは不可能だ。 お役所へ行くのは楽しいからではない。 仕方なく出向くというのが正直なところである。 お役所の体質のことを「官僚的」と表現する。 それは、強権的で、独善的で、責任回避、といったような意味合いを持つようである。 お役所というところは、昭和の時代までは正に官僚的で、不愉快な思いをさせられるのが常だった。 ところが、平成の時代になった頃から、もろに官僚的態度を示されることが少なくなったように思う。 お役所の相次ぐ不祥事、お役所事業の民営化、賃金その他多くの官民格差などがその背景にあるからだろう。 だからといって、本質的に「官僚的」悪弊が根絶されることは先ずない。 その本質を確認するために、Webと辞典からひも解いてみた。 結果として「さすがだなあ」と、感心させられずにはいられない。 Web『官僚的思考様式』 <手法・姿勢などが官僚的> 役所仕事の ・ しゃくし定規 ・ 形式主義 ・ 先例主義 ・ 前例(尊重)主義 ・ 事なかれ的 ・ 型通りに ・ マンネリの ・ 血の通わない ・ 誠意のない ・ 形骸化した 「休まず遅れず働かず」 <行動パターンなどが官僚的> 手堅い ・ ソツがない ・ 無難を旨とする ・ 融通がきかない ・ 責任のがれ(に終始) ・ 縄張り意識の強い ・ セクショナリズムに基づく〜 ・ (強烈な)自己保存本能をもつ 「(あの人達は)組織防衛となると目の色が変わる」 三省堂『国語辞典』 官僚……国家公務員のうち、特に行政方面ではたらく人たち。 官僚的…人民の気持ちも考えず、規則やなわばりだけにとらわれるようす。 2018・9・6 |