■ 洋画 Best1『戦場にかける橋』2024.3.17


『戦場にかける橋』
1957年:イギリス
監督:デビット・リーン

日本映画が『七人の侍』なら、外国映画の1本はこれ!
『戦場にかける橋』

捕虜になった連合国イギリス軍のニコルソン大佐(アレック・ギネス)と、日本軍の斉藤大佐(早川雪洲)の確執。

奇跡的に捕虜収容所脱出に成功したアメリカ軍のシアーズ中佐(ウィリアム・ホールデン)が、友軍捕虜が建設した日本軍の橋を爆破するために、ウォーデン少佐(ジャック・ホーキンス)と、その収容所に向かうという、運命の皮肉、戦争のバカバカしさ。

冒頭のシーン、軽快な「クワイ河マーチ」の口笛を吹きながら、捕虜収容所に行進してくる、イギリス兵の整然としたチームワークが、斉藤大佐の横暴(連合国側からみて)に克ち、橋を完成させることを予言している、ように私には見えてくる。

1957年の作品にしては、イギリス人の日本人観は、赦せる範囲といえる。
これも早川雪洲の、堂々とした演技の賜であろう。

この作品は、ビデオ2本を駄目にしましたが、今はDVDで安心して観ています。

2005.12.25




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