■ 人類は男、女はエイリアン2024.4.22


『剣客商売読本』(新潮文庫)を読んでいたら、「なるほどなあ〜」と妙に得心させられてしまった。
「男の流儀――秋山小兵衛に学ぶ〔男の磨き方〕七カ条」と題して、佐藤隆介が「女」の条で書いているところがそれである。
面白いので、以下に抜き書きしてみた。

男にとっては永遠に理解を超えた不可思議な生きもの、それが女である。
人類というのは男のことで、女は実は異星から来たエイリアンなのだという説がある。
本当にそうなのかもしれないと思うことが、しばしばある。
・・・・・・
男は男。
女は女。
それぞれにまったく別の生きものだ、と私は思っている。
別の生きものだから互いに惹かれ合い、互いに求め合う。
それがこのごろ、何だか妙なことになってきた。
男と女は何もかも同一でなければいけない、ということになってきた。
私にはどうしても納得がいかない。
男と女は、本質的に別の生きものじゃないか。
それがどうして、何でもかんでも男と女を一緒にしなければいけないのか。
・・・・・・
こんな、わけのわからん世の中になってしまった原因は、結局、だらしない男にある。
『剣客商売』を教科書として日本中の中学・高校生に読ませたらどうだろうか……。

2024.4.22




CGI-design