先日、なじみの医院に行ってきた。 いつもの、血圧と尿酸を抑える薬を、処方してもらうためだ。 これらの薬を服用するようになって、20年以上になるだろう。 おかげで、血圧は平均値で130未満を維持している。 尿酸も基準値に収まっているので、痛風の激痛は過去のものとなっている。
今回は、薬の処方の他に、前回血液採取した結果の報告を受けるので、毎度ながら肝機能や中性脂肪の測定値に緊張を強いられた。 ところが・・・ところが・・・である。 肝機能のγGTPが「77」だったのである。 これは基準値(=正常値5〜76)に、ほぼ収まっているではないか。 そもそも、検査を受けるようになってから、γGTPは800超が珍しくなく、ここ1年は120〜180ということだったから、2桁しかも77は奇跡としか言いようがない。 検査値など気にもせず、1年365日休肝日なしで頑張って(!?)きている。 それが77だから、我ながら「慶賀の至りに存じます」だ。 さらに、もう一つの中性脂肪も基準値内であるから、緊張が緩み思わず右手を握り、ガッツポーズをしてしまった。 そばにいた看護婦(今の時代は看護師か)さんと目が合うと、にっこりしてくれたのが嬉しかった。
休肝日なしで呑み続けて、γGTPが改善した。 何故だろう? 揚げ物など少し気を付けてはいるだけで、中性脂肪が改善した。 何故だろう? 塩分もちょっと気を付けているだけで、血圧130超えが月1回と改善した。 何故だろう? 答えは・・・ある。 仕事を辞めたからだ。
誰だって、仕事でストレスを覚え、辛い思いを強いられているだろう。 もしストレスがないのだったら、それは仕事ではなく趣味と言えるのではないだろうか。 仕事を辞めたために、ストレスというものが殆ど無くなった。 その結果、毎日が心穏やかに過ぎていく。 心が穏やかであれば、身体への影響=ストレスが大きく緩和される。 その結果、肝機能への負担が軽減され、γGTP改善を招いたのではないだろうか。 正に「病は気から」だと言えよう。 中性脂肪もそうだろうと思う。 血圧についてはドンピシャリ!心穏やかが反映していると確信している。
毎日が自分のためにある。 誰にも邪魔されずに、自分の意思に従い好きなように生きている。 したがって、心ばかりか身体までもが安らかにいられる。 まさか、ここまで期待はしていなかった。 仕事を辞めて本当に良かった。
―内面の生活さえ豊かならば人は幸福でいられる。 老いもひとりも恐れることはない―
2024.6.23
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