■ 歩く会を楽しむP「若狭熊川宿小浜西組三丁町を歩く」2024.8.30


8月27日(火曜日)「歩く会」を再開した。
前回は、昨年11月6日だったから、約10カ月ぶりということになる。
3月一杯で仕事を辞めたので、4月からは思いっきり歩けると張り切っていた。
ところが、リタイアの後始末や経験したことのない生活のリズムの変化に、良くも悪くも心が落ち着かず、仲間を誘うことが出来なかった。
それに、予想外に早くやってきたこの猛暑である。
われわれの年齢と体力を考えると、心身の負担に加え熱中症の恐怖もある。
したがって、今回は車を駆って、嶺南地区の若狭町熊川宿と小浜市西組三丁町を目指すことにした。

8:00 金津 スタート
 ↓   北陸道・舞鶴若狭道・若狭上中IC 経由
9:15 熊川宿 着
〈歩行距離:推計5km〉
@熊川宿  若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町
      国の重要伝統的建造物群保存地区
A瓜割の滝 全国名水百選 庭園内には1万株のアジサイや桜・モミジが植栽
B明通寺  本堂と三重塔は鎌倉時代のもので国宝
      薬師如来坐像・降三世明王立像・深沙大将立像・不動明王立像・ 如法経料足寄進札は国の重要文化財
Cフィッシャーマンズワーフ 海鮮レストラン『海幸苑』の海鮮丼が美味しそう
D蘇洞門巡り遊覧船 約60分のクルージング出発時刻14:00(¥2,500)
      長さ6qの断崖美と奇岩・洞門が織りなす歴史ロマンを満喫
E小浜城跡 酒井忠勝が小浜城主となり慶長13年(1636)天守閣完成
      それから酒井家14代238年間の居城となった
F小浜西組三丁町 京極高次が小浜城下の町人地を東・西・中3組で町づくりした
      三丁町は茶屋町の往時の面影を色濃く残している
      国の重要伝統的建造物群保存地区
17:00 小浜西組三丁町 帰路スタート
  ↓   小浜IC・舞鶴若狭道・北陸道 経由
18:15 金津 帰着

@熊川宿
道幅の広い旧若狭街道が貫き、伝統的な町並みを残す景観は、一歩足を踏み入れれば往時のにぎわいに想いを馳せ、自らが旅人になったような気になってくる。
よくぞこれだけのものが遺されてきたものと、驚かされた。
元村役場だった宿場館は、建物はもちろん、展示された往事の農商工揃った展示物に興味がそそられた。
それに加えて、宿場館の女性職員が誠実な方だったのは嬉しかった。
街道を一巡りするのを外で待っていて、どうだったかと気遣い、写真まで撮ってくれたのだ。
幸先のいい若狭巡りのスタートになった。

A瓜割の滝
瓜割の滝の水を飲んでみたが、さすがに冷たく美味しかった。

B明通寺
案内担当の僧侶の話が、分かりやすく有難かった。
おかげで、2つの国宝はもちろん、5つの国の重要文化財全てを拝観することが出来た。

Cフィッシャーマンズワーフ
楽しみにしていた海鮮レストラン『海幸苑』の海鮮丼(2,200円)にはがっかりした。
海鮮とは名ばかりで、どのネタも古く不味かった。

D蘇洞門巡り遊覧船
風のため欠航で、これまたがっかりさせられた。

E小浜城跡
関ヶ原合戦の後、若狭の国主は京極高次となり、慶長6年(1601)に築城した。

F小浜西組三丁町
小浜は昔から京都との深いつながりがあり、今も京文化の面影が残っている。
三丁町と呼ばれるかつての茶屋町には、狭い路地・ベンガラ格子や出格子の家が軒を連ね、落ち着いた雰囲気が素晴らしい。
まるで京の祇園や宮川町を歩いているようだ。

2024.8.30




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