8月27日(火曜日)「歩く会」を再開した。 前回は、昨年11月6日だったから、約10カ月ぶりということになる。 3月一杯で仕事を辞めたので、4月からは思いっきり歩けると張り切っていた。 ところが、リタイアの後始末や経験したことのない生活のリズムの変化に、良くも悪くも心が落ち着かず、仲間を誘うことが出来なかった。 それに、予想外に早くやってきたこの猛暑である。 われわれの年齢と体力を考えると、心身の負担に加え熱中症の恐怖もある。 したがって、今回は車を駆って、嶺南地区の若狭町熊川宿と小浜市西組三丁町を目指すことにした。
8:00 金津 スタート ↓ 北陸道・舞鶴若狭道・若狭上中IC 経由 9:15 熊川宿 着 〈歩行距離:推計5km〉 @熊川宿 若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町 国の重要伝統的建造物群保存地区 A瓜割の滝 全国名水百選 庭園内には1万株のアジサイや桜・モミジが植栽 B明通寺 本堂と三重塔は鎌倉時代のもので国宝 薬師如来坐像・降三世明王立像・深沙大将立像・不動明王立像・ 如法経料足寄進札は国の重要文化財 Cフィッシャーマンズワーフ 海鮮レストラン『海幸苑』の海鮮丼が美味しそう D蘇洞門巡り遊覧船 約60分のクルージング出発時刻14:00(¥2,500) 長さ6qの断崖美と奇岩・洞門が織りなす歴史ロマンを満喫 E小浜城跡 酒井忠勝が小浜城主となり慶長13年(1636)天守閣完成 それから酒井家14代238年間の居城となった F小浜西組三丁町 京極高次が小浜城下の町人地を東・西・中3組で町づくりした 三丁町は茶屋町の往時の面影を色濃く残している 国の重要伝統的建造物群保存地区 17:00 小浜西組三丁町 帰路スタート ↓ 小浜IC・舞鶴若狭道・北陸道 経由 18:15 金津 帰着
@熊川宿 道幅の広い旧若狭街道が貫き、伝統的な町並みを残す景観は、一歩足を踏み入れれば往時のにぎわいに想いを馳せ、自らが旅人になったような気になってくる。 よくぞこれだけのものが遺されてきたものと、驚かされた。 元村役場だった宿場館は、建物はもちろん、展示された往事の農商工揃った展示物に興味がそそられた。 それに加えて、宿場館の女性職員が誠実な方だったのは嬉しかった。 街道を一巡りするのを外で待っていて、どうだったかと気遣い、写真まで撮ってくれたのだ。 幸先のいい若狭巡りのスタートになった。
A瓜割の滝 瓜割の滝の水を飲んでみたが、さすがに冷たく美味しかった。
B明通寺 案内担当の僧侶の話が、分かりやすく有難かった。 おかげで、2つの国宝はもちろん、5つの国の重要文化財全てを拝観することが出来た。
Cフィッシャーマンズワーフ 楽しみにしていた海鮮レストラン『海幸苑』の海鮮丼(2,200円)にはがっかりした。 海鮮とは名ばかりで、どのネタも古く不味かった。
D蘇洞門巡り遊覧船 風のため欠航で、これまたがっかりさせられた。
E小浜城跡 関ヶ原合戦の後、若狭の国主は京極高次となり、慶長6年(1601)に築城した。
F小浜西組三丁町 小浜は昔から京都との深いつながりがあり、今も京文化の面影が残っている。 三丁町と呼ばれるかつての茶屋町には、狭い路地・ベンガラ格子や出格子の家が軒を連ね、落ち着いた雰囲気が素晴らしい。 まるで京の祇園や宮川町を歩いているようだ。
2024.8.30
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