■ スクラップブック2024.11.28


本棚にスクラップブックが並んでいる。
何でも貼り付けているが、新聞雑誌の切り抜きが一番多い。
1から86のナンバーが振ってある。
気まぐれに1を開いてみた。

昭和57年11月7日の福井新聞、読者投稿欄の切り抜きに目が止まった。
「当て逃げ犯の良心を問うなぜ言えぬ『すいません』」と題した私のものだ。
32歳とある。
愛車が3度も当て逃げされ、憤慨したことが書かれている。
千字ほどのそれは、40年前にしては納得のいく仕上がりになっている。
当時からペンを持つことが嫌ではなかったようだ。

以来、エッセイばかりか小説も書くようになり、はじめての作品が地方の文学賞最終選考に残った。
それに気をよくして、多くの文学賞に応募してきたが落選続きである。  

書くことは苦しいが、書き上げたときの達成感充実感はなにものにも代えがたい。
仕事をリタイアした今、書くことは生活のリズムになっている。

2024.11.28




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