仲間からLINEで、次の詩が送られてきた。
「あっという間の人生」 夢中で駆け抜ける十代 真剣に将来を考え始める二十代 人生の分かれ道を迎える三十代 迷いながら信じた道を進む四十代 残りの時間を意識して選択する五十代 自分を確立し始める六十代 長く生きてきたけれどまだやることがある七十代 年齢はただの数字心はまだ若い八十代 思い出は財産でも未来も大切にする九十代 多くを学んだという百歳 どの年代もあっという間に過ぎてゆく 行きたい所があるなら迷わず行く 会いたい人がいるなら会いに行く やりたい事があるなら全てやる 人生は自分が思うより短く いつ終わるかわからないから
衝撃を受けた。 自分の人生そのままではないか。 仲間に誰の詩か訊いてみた。 すると「知り合いからLINEされてきたので分からない」とのこと。 ネットで調べて見たら、次の詩集の中にあることが判明した。
書名:『そのままでいい−100万いいね!を集めた176の言葉−』 著者:田口久人 発行:潟fイスカヴァー・トゥエンティワン 発行日:2017年2月25日 第1刷 2017年5月15日 第4刷
急ぎAmazonで購入した。 するとどうだ! 確かに「あっという間の人生」が掲載されている、が、驚いた。 微妙に言い回しが違っているし、七十代から百歳の部分がないのだ。
「あっという間の人生」 夢中で駆け抜ける10代 真剣に将来を考え始める20代 人生の分かれ道を迎える30代 迷いながら信じた道を突き進む40代 残りの時間を意識して選択する50代 自分を確立し始める60代 どの年代もあっという間に過ぎる 行きたい場所があるなら行く 会いたい人がいるなら会う やりたいことがあるならすべてやる 人生は思ったよりも短く いつ終わるのかもわからないから
仲間がLINEしてきたものは、著者の田口久人がその後、手を入れたものなのだろうか。 それとも他の誰かが、著者の了解を得て書き直したのだろうか。 著作権はどうなっているのだろうか。 内容はそれぞれ、違和感なく読めるので問題はない。 ただ、その疑問が解けないのが悔しい。
2024.11.29
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